乃木坂46「16人のプリンシパルdeux」5/6夜公演@赤坂ACTシアター

  • 座席
  • 1F S列 下手
  • 寸評
    • 野木ひさこ(長女) 橋本★ - 不戦勝。危なげない感じ。
    • 野木ふさこ(次女) 衛藤★/深川/樋口/川後 - 樋口は本番は良いのだが、オーディション時にパンチに欠ける気がする。
    • 野木みさこ(3女) 斉藤優里★/生駒 - 優里が適役なのは分かったので、そろそろ他の役を。生駒は1度やっているが、別役にスイッチして欲しい。願わくば優里に続くフィットしたメンバーが現れると良いのだが。。
    • いつみ(ヒステリー継子) 伊藤万★/中元 - 甲乙つけ難い名勝負だった。 中元は試技が良く、最後に「ひゃっこい」を付け足してとのオーダーにも表情を付けられていた。万理華はそこが弱かったが「エアタバコでウォーキング」でけだるい雰囲気を出せて居り、どのポイントを優先させるかで投票が決まったと思う。本番は中元だったが終始セリフが走っていて、物足りなかった。中元は突き詰めると云う作業が足りない。伊藤万はオーディション時にエンジンがかかるのに時間がかかるので損をしている。役を煮詰める事が出来るのは万理華だと思うのだが。
    • 今和洋子(サマーガール継子) 白石★/和田/桜井/畠中/中田 - 中田はいつみへの拘りを捨てた後、他役をふらふらして居る。迷っているようだが、この役は割とフィットしているのでは無いか。突き詰めれば選出もあり。「何かひとこと追加」と云うオーダーだったが、役と関係無いネタを一同ぶち込み過ぎ。畠中は少し良くなっていたが、演じる最中に投げ出すクセを先ずは止めないと厳しい。言葉の最後まで丁寧に扱う必要がある。最後に全員板つきで一斉に振り返りを云い渡されたが、全員同時にやってもらってはこちらが困る。オーディションなのだから1人づつやって頂きたい(これは演出家のミス) 白石が選出された理由は、全く分からない。
    • 北島(ターバン秘書) 生田★/永島/西野/大和 - 今回評価している大和だが、さすがの非選出連続で心折れたか演技が雑になってきた。該当者無しと云う感じだったが、となると永島or生田と云うことになり、結果生田選出。
    • 栄(お手伝い) 能條★/井上 - 井上も挑戦する心はいいが相手が能條では分が悪い。当役は何度か選出された橋本がベストかと思っていたが、本番を見て能條が圧倒的に上回っていたので驚いた。橋本は感情を殺してクールに振る舞う毅然としたお手伝いという感じだったが、能條はその上セリフの咀嚼や切りどころ、アクセントの緩急が巧くポイントが伝わり易かった。となると橋本の適役探しが始まるのだが、本公演でやった長女なのかも知れない。能條の相手役で登場した優里のアドリブ演技(15秒能條を虐めて下さい)が巧かった。優里は(洋一役候補の)白石の相手役を務めた際も、白石を食う演技を見せていて末恐ろしい人物だと思う。もっと色んな役に挑戦して欲しいのだが。
    • 誠一(セーター男) あしゅ★/ちはる/松村 - あしゅの選出で涌いたが個人的に大問題に感じた。あしゅ/和田あたりは、かわいそうがられがち枠なのである。何か少しアクションを起こしただけで+1程度のものを観客が+3に評してしまう。実質選出されてない中元/畠中あたりの方がよっぽど可哀想なのだが、そういう空気は2人は持って居ない。キャラ得とも云えるが今一度冷静に考えてもらいたい所で、誠一があしゅで本当に良いのか.....無いと思うが。松村は今日も大きな笑いに依らなかったがオーダーに対する回答は巧く緩急を付けていた。逆にちはるは3パターンを要求されるも違いが全く無い。松村は笑わせてくれないから投票しない、という空気を会場に感じる。
    • 明田川(探偵) 高山★ - 不戦勝。なぜ高山がこの役に戻ってきたのか謎。個人的にはもうやって欲しくないのだが、本番は前回より幾分良くなっていた。しかし悪滑舌の自覚が足りないのか直ぐセリフが走るし、語尾を投げっ放しにするのでいい加減に見えてしまう。
    • 沢村小坊主 若月★/川村/寧々 - 体のサイズでは寧々。キャラ的に川村。若月は予測不能、と云う感じに見えただろう。若月が以前坊主に挑んだ際、僕は理解出来なかった。試技もパッとしなかったし、そもそもイメージでない。探偵とコンビを組む役なのでセリフが覚え易い程度、にしか考えていなかったのだが「演技で少年を表現出来る事を証明します」との言質で痺れてしまった。実際、試技では前回を越えるクオリティで、短期間で自分を乗り越えてきた。こうなると次のターゲットが気になる。保留中のいつみだろうか。5/7の公演に急速に意味が出て来た。
  • 感想
    • 演出家が笑いに悪のりし過ぎる傾向に関して気になっていたが、今日は割とセーブされていた。