乃木坂46「16人のプリンシパル」9公演目@渋谷PARCO劇場

  • 投票 (本イベント全体を通しての印象も含め)
    • 安藤:Aグループ並んで、と云われた途端袖からアレコレと小道具をセッティング。また別ネタ仕込んで来たなとニヤリ。「晴れと曇りどちらが好きですか?」との問いかけ。太陽を選択する人が大半でしょうが、この言葉を知って考えを変えたと、英語のことわざ「雲が居るから太陽の有り難さがわかる」をスケブで掲示。スケブを更にめくると「美雲」の文字。自身の話に繋げていった。話の構成がうまい。文句なしに投票。今回大きく株を上げた人物の1人だと思う。初日から圏外が長く続き苦しんだが、毎度ネタを変え質もキープしつつ粘ったお陰で、尻上がりに調子を上げて3度の選抜入りは大金星。
    • 生田:極力アンダーから選びたい為、出来れば生田は選びたくないのだが、ここに来て新ネタ(金曜か日曜昼にはやったのかも知れないが)を投入し、且つ「ねえ、みんなも行かない?」と客を煽り乍らのPRには、グウの音も出ない。センターを告げられた時、拍手を浴び乍ら場内を見渡す様は、どこぞの演歌歌手かと思うような大物感/主役感に満ちていた。千秋楽2公演連続のセンターは面白みに欠けるが、納得せざるを得なかった。
    • 伊藤万:スピーチがグダグダ。ダンスが素晴らしいので期待値投票。
    • 井上小百合:本日のMVP。普段やってると云う、1人特撮ごっこを披露。場内爆笑だった。
    • 斉藤優里:毎度のバルーンアートを取り出すや破裂させ、もうこれに頼っていてはイケナイと自己に克つ。最後に1つ云わせて下さい、と「もうお尻は触りません」と絶叫。バカすぎて投票せざるを得ない。
    • 桜井:ダンスも悪く無いが目が届き辛いオーラ。親のレールに乗りたく無い〜ダンスは世界共通。お父さんに昨夜相談してアイデアを拝借した、マイケルジャクソンのムーンウォーク披露。足元ばかりに気をとられ、手が疎かになった結果珍妙な動きとなり笑いに。ラッキーだった。PRだけなら平均点だが、推し補正投票。
    • 白石:のぎドコで失敗したネタを自虐的に、まるで他人のことのように話し笑いを誘う。エアホームラン。なぞかけ。野球公演どちらも九回裏(公演が9回目だった)
    • 高山:ジェスチャーで剣道の居合いを一太刀。軽く笑いを誘って「(剣道のため)ポニテにすれば侍と笑われ」等と小ネタを挟み、アメイジンググレイスへ。基本路線は変わらないが、小ネタで磨きをかけた。
    • 中田:ヲタネタだが、尻上がりでクオリティを詰めて来た。ラストのロマンスは過去になく思い切りが良くマル。冒頭喋り乍らバトンをさりげなく披露しながら「いつしかこの棒もこちらの棒に....」とサイリウムを取り出すくだりはナイス。
    • 永島:私には笑顔しかない、とステージを走って笑顔を届けるが、少々イタイ子に見えたかも知れない。僕にはごくごく普通の子っぽい感じが好感だったが。パフォーマンスも悪くない。
    • 能條:松村が爆笑をさらった後の荒野で苦しい打順だが、昔学校でやったアリスの演劇の配役が「木」と云うネタで爆笑をとり、見事盛り返す。能條は表情やパフォーマンスがどんどん良くなって驚いた。シングルでは非選抜組だが、2度の2幕出演、2度の17位(次点)で上位を脅かしたのは記憶されるべき。
    • 畠中:話運びはよくなった。オマケのオマケのオマケ。
    • 深川:絵本→花→おしまい、の既出ネタ改。とにかくカワイイ。
    • 松村:「もし私が投票するならこんな子」と、自分の特徴を遠回しに挙げる手法。キャラだけの人だが、ぐうの音も出ない見事な構成だった。
    • 若月:シングルではアンダーが多いが、全公演で選抜入りは優秀。運営は是非見直しを。いつもはマジメなスピーチが多いが、以前学校でやったと云う役柄を断片的にメガミックス披露。これが妙にシュールで笑いをとり、セリフも短いためインパクトも有った。「マジメなスピーチを捨て、最後に好きな事を思いっきりやって(トランプを脱したのは)嬉しい」とのこと。
  • 非投票
    • 生駒:マイクチェック中に倒れ乍らも「最終的にはセンターを目指す」と宣言してから徐々に順位を上げていたが、可も無く不可もなしの演説のみでは心を掴みきれなかったか。
    • 市來:口づさむ音楽を「おもちゃのチャチャチャ」ならぬ「市來のチャチャチャ」に変更するも、挿入する自己紹介パートは同じ。あたたかい客なら良いが、そうでも無い場合客席は通夜と化す。また、ミスを意図的に挿入しドジっ子を演出すると云う姑息な手口もあった。
    • 衛藤:学生時代にバレー経験。苦手だった10回トスからのサーブに挑戦。一緒にカウントしてと客を巻き込んだのは良かったが、着地先が無い。
    • 川後:上京物語、空手披露。少々のブラッシュアップか。ハキハキした口調は好感触なのだが。
    • 川村:同じネタ。しつこいようだが歌詞の意味が良く分からない。
    • 斉藤飛鳥:自信もない夢も無い、と云われては何の為にここに来たのか。。
    • 斉藤ちはる:新体操リボンを披露しつつ、自己紹介挿入。シュールな間の取り方で笑いを誘った。4回の中では一番良かったが、このレベルがスタート地点で千秋楽に向かって磨いていく感じなのでは?
    • 西野:ボールをドーヤさんと云う相方に見立てて漫才形式で進行。アイデアは良いが話術がグダグダ。惜しかった。
    • 橋本:最後のPRにしては不出来。木曜公演の方が遥かに良かった。導入はいいのだが、話の途中で内容が右往左往し、それまでの筋と全く関係のない「深みを見せたい」と云う既出ネタで締めた。恐らく途中でワケが判らなくなったのでは?
    • 星野:明日テストがあるのに3Hしか勉強してない、とは誤解を与えないだろうか?
    • 宮澤:座ってトーク。手拍子を誘ってバレエをしながら、PRを挿入してゆく。
    • 和田:PRを考えてこない、と云うのは不利では?最後に337拍子で締め。彼女にしては頑張った方だが。。
  • 総評
    • 千秋楽は大きなドラマがあるかと思ったが、意外とそうでもなかった。ずっと選抜に入れなかったメンバーはもっと大きな何かをぶっこむべきでは無いのだろうか?毎回同じことをやって落ちてるメンバーが不思議で仕方がなかった。