乃木坂46「16人のプリンシパルdeux」5/8公演@赤坂ACTシアター

  • 寸評
    • 野木ひさこ(長女) 松村★/衛藤 - 松村は3姉妹(とりわけ長女〜次女)が好きなようだ。「祖父の死を泣ける話として語れ」とのお題に対して衛藤が全く身動きとれなかったので、松村に歩があった。本番はまずまずと云う感じだった。
    • 野木ふみこ(次女) 樋口★/優里/川後/大和 - アンダー対決になると腕がモノを云うのか樋口が途端に強くなるのは良いことだと思う。安心して任せられる1人。
    • 野木みさこ(3女) 永島★/川村 - 川村は解釈が安直で叫んでは居るが何を云ってるか全く分からない。お題の処理も毎回首を傾げる事が多い。永島が3女というのも、体格立派すぎないか?と思ってしまうが、そこを技術で処理するのはさすが。
    • いつみ(ヒステリー) 能條★/中田/真夏/寧々 - 中田「5度目の正直にしたい」狂いたいのだろうが、基本的に何を云ってるか分からないのは相変わらず。ヲタ芸をやりながら死ねとのお題。彼女はコントの演技に見えてしまうので損。真夏「いらついた様子を表現したい」これが不思議と更によくなっていて驚かせてくれる。能條「初挑戦」相手役は若月だったが、このコンビで本番を見たい気がした。最後に「(アニー風に)Tomorrow」と絶叫して絶命するくだりは笑った。その後に登場した寧々は開口一番「アミの後は避けたかった」と云ったように、もう会場にはペンペン草も生えておらず、得意のバク転をお題に入れるよう指示されるも生かしきれず敗退。
    • 洋子(夏女) 生田★/畠中/高山/生駒/あしゅ - 高山は昨日も挑戦したが変わった様子なく。お題に関して誰が傑出という事も無かったが、となると危なげない生田になるのも道理。本番もコメディエンヌぶりを上手く発揮していて流石だった。
    • 北嶋(ターバン秘書) 西野★/中元 - 中元は何度もやっているが「好きなのでやりたい」と。実際クオリティを詰める方向でグレードを上げており、これは本人も自信を持って居たのでは?西野は演技はどうと云うことは無いが、お題の消化が上手かった。がどう上手いかメモし忘れた。
    • 栄(お手伝い) 深川★/桜井 - 「1分間でシンデレラを演じよ」とのお題で、若月が乱入して息のあった所を見せたのには痺れた。深川は相手役の能條に食われていた。深川選出で唖然としたが、本番はいつもの彼女より良かった。何度もステージに立つと変わってくるのだろうか。
    • 誠一 白石★ - 1人のみ立候補。男役は初だが今迄で一番良かった。広いオデコからのビームで笑いを誘った。ソロパートの歌唱がブれて、歌の崩しにも苦戦していて課題に感じた。合わない役では無さそうなのでリベンジを。
    • 明田川(探偵) 井上★/ちはる/橋本 - 橋本「昨日やったが単なるオドオドした橋本でしかなかったのでリベンジ」ここは迷った。井上/ちはるでいいのか?と云う問題が有るが、しかし橋本がダメなのは証明されている。結果井上が選出されたのは意外だった。本番はまずまずと云う感じ。ヒーローになりきっている感じでちょっと笑ってしまう。
    • 沢村(小坊主) 若月★/和田/万理華 - ここで小坊主に戻ってきた若月の意図がまったく分からない。栄かと思ったが....。同じ役を2度やって完全にしてから次の役に行きたいのだろうか?万理華と漫才を指示されたが、ボケ役の万理華が「魚しか入ってない弁当」ネタを咄嗟に思いついたのは流石。和田は漫才がめちゃくちゃ。相手役の永島が良かった。万理華は「童顔なので少年に見えると思う」と云ったが、それ以前に普通に上手い。細かいところで独自の少年観を出しており上手い。和田と漫才を指示されたのが不幸だった。
  • 感想
    • エクストラ的な空気の回となった。それでも永島/能條/若月/生田が居ればなんとかしてくれる。中日以降メンバーも他役にチャレンジする事が増えたが、役をスイッチした時ほど底力のあるメンバーの安定感に脱帽してしまう。